みなさん、こんにちは。
今回は、マンチェスターCの縦パスから3人目が動き出し、ゴールを奪ったワンプレーに注目しました。
3人が同じイメージでプレーすることで再現可能なワンプレーですので、ぜひみなさんにも挑戦してほしいです!
今回注目したワンプレーのデータです。
対象の試合 | プレミアリーグ 第19節 マンチェスター・シティFC vs レスター・シティFC |
シーン | 前半 3:57~ 4:07のマンチェスターC1点目 (下記映像の0:40~) |
映像 | 【マンチェスター・C×レスター|ハイライト】計9点の打ち合いを制したマンチェスター・Cがリーグ戦9連勝|プレミアリーグ 第19節|2021-22 - YouTube |
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それでは対象のプレーを見ていきましょう。
解説
まず、14番が3番にパスをした状態です。
このパスの移動時間で17番がボールの移動に合わせて右に移動していきます。
17番に合わせて22番も移動していきます。
3番がパスを受ける前には26番へのパスコースがありません。しかし、17番と22番が横にずれることによって26番へのパスコースができます。
縦パスのコースを作り出す動き
次に、3番がボールを持った瞬間に26番が縦パスを受けにいきます。
この縦パスを26番に入れたことで、26番に23番と22番が引き付けられます。
縦パスを入れることのメリットとして、このように相手選手がボールに引き付けられ、ボールを持っていない攻撃選手にスペースが広がることがあげられます。
さらに、パスの出し手から一番遠い距離の受け手にパスを出したことで、ほかの味方選手が前向きにプレーすることが可能になります。
パスの出し手から一番遠い選手に勇気をもって縦パスを入れる!
縦パスを入れたことで、23番の後ろにスペースができました。
3番が縦パスを入れた瞬間、17番はディフェンスラインの裏へ走り出します。この17番の動きを見ると、明らかに縦パスが入ることやその後のプレーをイメージしていることを感じます。
26番は受けたボールを1タッチで25番に落とします。3番が26番に縦パスを入れたことで、25番と17番は前向きにプレーできています。
ゴールを背にしてパスを受けた選手は前向きの選手にシンプルに預ける
前向きの選手は裏へ飛び出す!
あとは空いた裏のスペースにパスを送るだけです!
映像を見ると分かると思いますが、25番のパスがかなり高く上がってしまっています。17番もトラップする前にスピードを減速することになってしまい、23番に追いつかれてしまいました。
このパスにミスがなければより美しいゴールになった気がします!
シュートしやすいパスを送る
まとめ
今回はマンチェスターCのゴールシーンでシンプルだけど奥が深いゴールに注目しました。
この一連のプレーで特に注目するべき点は下記のとおりです。
自らボールを受ける動きだけでなく、パスコースを作り出す動き
近くの選手ではなく、遠くの選手(1つ飛ばす)に送ったパス
このようなワンプレーを拾い集め、サッカーを紐解いていきましょう!